2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
プロ野球のトップ選手たちのあの鋼のようなあるいは爆発的なエネルギーを秘めた体つきを眺めているとそこには単なる努力では埋められない残酷なまでの環境の差を感じざるを得ない。 彼らの肉体は最高峰のトレーニング施設と厳選された食材そしてそれを支え続…
映画館という非日常の聖域が満席という祝祭の裏側で突如として過酷なトレーニングジムへと変貌。 期待作を劇場で味わう喜びは大きいが隣の席に荷物を置く余裕すら奪われたときそこには物理的な詰みの構図が完成する。膝の上で抱えきれない大きな荷物は必然的…
昨日軽やかにスキップさえこなせそうだと笑っていた自分を今の私は激しい後悔とともに呪っている。 朝、目が覚めた瞬間に全身を貫いたのは昨日とは比較にならないほど重く鋭い筋肉痛だった。寝返りを打つだけで顔が歪み一歩踏み出すたびに大腿四頭筋が「まだ…
目覚めの瞬間ベッドの中で覚悟を固めていた。 昨日のあの膝がガクガクと震え重力に膝を屈した凄まじい疲労感。今日という休日はその代償として寝たきりで過ごす廃人への儀式になるはずだった。しかしいざ身体を起こしてみればそこにあったのは拍子抜けするほ…
脚トレを終えた瞬間、世界は一変した。 重い扉を押し開け外に出た瞬間に襲ってきたのは筋肉の疲労というよりも中枢神経が物理的に焼き切れたような機能停止の予感だった。 階段、一段下りるたびに膝が自分の意志を無視してガックンガックンと折れ曲がる。 そ…
原作を読み終えてから一年。正直あの膨大な情報量をどう映像化するのか不安もありましたが……完敗。スクリーンで観るべき正解がここにある。 「見た目は蜘蛛、中身は最高の相棒」ロッキーに全人類が恋をする 原作で文字を追っていた時は「五本脚の岩のような…
野球の道具はこの数十年で劇的な進化を遂げた。 プロが使うグローブやミットを手に取ればその軽さと指先まで神経が通っているかのような操作性に驚かされる。しかしどれほど技術が向上したところで根本的な事実は変わらない。時速160kmを超える硬球をあの薄…
ナビダイヤルの不条理にはもはや怒りを通り越して虚無感さえ覚える。 高い通話料を払わせながら待たせ続け挙句の果てに値上げ。解約や手続きのすべてがネットで完結しないこの状況はもはや嫌がらせのレベル。 そんなデジタルな不全感を振り払うようにこの3連…
埼玉県が魅力度ランキングで最下位になったというニュース。 この手のランキング裏では調査会社と自治体がタッグを組んで順位を上げるためのコンサルを売るためのマッチポンプなんじゃないかなんて冷めた見方をしてきたけれど、今の埼玉に関しては笑い飛ばせ…
「今年は軽い」という油断はあまりに鮮やかな形で打ち砕かれた。 関東でのピークアウトを報じるニュースに背中を押され軽快に走り出した土曜日のドライブ。関越道を下り、上信越道へと舵を切る。群馬から長野へと高度を上げ県境を越えたあたりで平穏だった鼻…
気づけば空気の密度が春のそれに書き換えられている。 数日前まで頼りにしていたダウンジャケットは今や過剰な熱を孕むだけの重荷へと成り下がった。しかし厄介なのはその温度の二面性。日中の陽気に誘われて薄着で踏み出せば朝晩の冷え込みが牙を剥く。この…
最近のニュースに触れ記憶の底に沈んでいた修学旅行の断片が当時の湿り気を帯びて浮かび上がってきた。 それは長崎の離島での「民泊」という今思えば極めて特異な時間だった。初日の集団行動、長崎の街を見学し旅館で一泊する。そこまでは誰もが思い描く修学…
高校時代、電車の窓越しに繰り返された数秒間の定点観測。 加速する景色のなか通り過ぎる公園でひとり空気を切り裂くように拳を突き出す人影。 それは毎日決まった時刻に決まったルーティンとしてそこに刻まれていた。別に滑稽に思えたわけでも殊更に感銘を…
月曜日のベンチプレス。さらなる高みを目指して設定したプラス10kgという重量は今の肉体にとって挑戦を通り越し制御不能な暴力へと変貌してしまった。 セットの途中で力尽きバーベルの重みが逃げ場を失った瞬間。本来ならセーフティバーへ逃がすべきエネルギ…
昨日の続きになるが日本野球が出力を求める方向に舵を切ればその代償としてトミージョン手術を受ける野手は確実に増えていくはず。 ショートやサードそしてキャッチャー。深い位置からの送球や盗塁阻止といった極限のパフォーマンスにおいて強大化した筋肉が…
WBCの試合を観ながら日本野球の現在地を俯瞰すると一つの大きな違和感に突き当たりる。 それは日本人選手の卓越した「技術」と世界基準の「出力」の間に横たわる深い溝。 日本の選手は確かに行儀が良く丁寧な守備や緻密なバットコントロールにおいて世界屈指…
布団に入り、ようやく訪れるはずだった安らぎは、脚を貫く鋭利な衝撃によって無残に打ち砕かれた。 それは慣れ親しんだ筋肉痛の鈍い重みとは明らかに一線を画すまるで微弱な電流が神経の網を走り続けるような執拗でピリピリとした痛みだった。 スクワットで…
WBCの敗北。 期待が大きかった分その幕切れが残した空虚な寂しさは今も胸の奥底に重く沈殿している。勝負の世界の非情さを改めて突きつけられた一日だったが外の世界の勝敗以上に今の私を執拗に苛んでいるのは逃げ場のない室内へと貫通してくる花粉の脅威。 …
スクワットという種目の残酷さとその見返りとしての強烈な疲労感。 トレーニング直後からすでに神経が悲鳴を上げているのがわかった。階段を昇るたびに膝が笑い自分の意思とは無関係にガクンガクンと力が抜ける感覚。それは単なる筋肉の限界というより脳から…
野党による内閣不信任案や委員長の解任決議案。 あれはもはや実効性を伴う矛ではなく政治的なパフォーマンスとしての定型文に成り下がっているのではないか。出したところで否決されるのは目に見えているし失敗した側に何らかのペナルティがあるわけでもない…
NetflixでWBCを観ていると広告なしプランであってもイニング間には律儀にCMが差し込まれる。 しかしそこに不満はない。むしろ画面端に表示されるカウントダウンの秒数が緊迫した試合の合間のトイレ休憩を正確にガイドしてくれる親切なタイマーのようにすら思…
朝の目覚めを支配するのは春の暴力的なかゆみ。 まぶたの裏側を指先でなぞるあの感触は理性など一瞬で吹き飛ばすほどの甘美な中毒性を孕んでいる。脳が快楽物質を分泌しているのではないかと疑うほどその瞬間の充足感は凄まじい。 しかし眼内にはICL(眼内コ…
雨の降る灰色の空の下に橋の向こうからやってくる車たちが屋根に不釣り合いなほど厚い雪を載せている。 この場所はただの冷たい雨なのにわずか数キロ先の異世界では冬が最後の手を振っているのだ。埼玉のこの極端なまでの局所的な天候。それはまるで見えない…
スギからヒノキへあるいはスギのピークが深まったのか。 目の痒みに加え鼻水が止まらないという波状攻撃のフェーズに入った。一般的にヒノキはスギよりも粒子が小さく目の粘膜への刺激が強いと言われているが鼻へのダメージも決して小さくない。 この季節の…
WBCをNetflixで視聴している。独占配信に対する世間の不満は理解できるし当初は同様の違和感を抱いていたのも事実。 しかし今はもうコンテンツに対して直接対価を支払うモデルへ完全に移行すべき時期に差し掛かっているのではないか。NPBとMLBの間に横たわる…
すべてはデーモン・コアという不吉な名を持つプルトニウムの塊への興味から始まった。 マイナスドライバー一本で臨界の淵を歩くような、あまりに無防備な実験。わずかな手元の狂いが青い光を呼び二人の科学者の命を奪ったという事実に戦慄を覚える。 同じプ…
会社から家へと向かういつもの道。そこには決まった時間に必ず現れる巨大な障害物がある。 中央線のない細い道に陣取る一台のトラック。すぐ近くに広い駐車場を備えたコンビニがあるというのになぜわざわざこの狭い場所を選んで休息と称する停車を続けるのか…
眠れない夜つけっぱなしにしたラジオ。 明け方のNHKから流れるラジオ体操のメロディが覚醒直前の意識に滑り込み夢と現実を混濁させる。夢の中で全力で手足を動かし第一、第二と完遂する。 結果として目覚めた瞬間に残るのは爽快感ではなく現実に蓄積され…
小学館のマンガワンを巡る一連の騒動。 そこから立ち上る言葉にできないほど重く暗い沈殿物が心の底へと音もなく積もっていく。被害者の尊厳を根底から破壊する魂の殺人。その加害者を事実を把握しながら別名義で再起用していた編集部の姿勢は企業倫理の欠如…
花粉症の季節が身体の細部をじわじわと侵食している。眠りは浅く意識が途切れても闇の底まで降りていけない感覚。薬の副作用なのか口内は砂漠のように乾燥し目は執拗なかゆみに襲われる。無意識のうちに寝ながら目を掻いているのだろう朝の鏡に映る自分はど…