動物を飼うっていうのは愛情だけじゃどうにもならない部分がある。現実的に「お金」が必要になる。食費やトイレ用品に加えて病気になったら治療費もかかる。例えば、今うちの愛猫が抗がん剤治療を受けてるけど、1回で5万円以上。それを2週間に1回のペースで続けてるから月に10万円。一年間で120万円、実際には180万円近くかかってる。正直、治る見込みは薄い。それでも、病気の進行を止めるために治療を続けてる。
これが「覚悟」だ。動物を飼う以上病気になったときにどう向き合うかを決めなきゃならない。治療するのか、しないのか。その選択が命の時間を延ばすかどうかに直結する。だから、飼い主には「お金」に関する覚悟が求められる。
これ、人間だったらどうだろう?日本には国民皆保険っていうありがたい制度がある。おかげで治療費の自己負担は3割で済むし、高額医療費制度で月々の負担にも上限がある。でも、これって社会保険料を払ってるからこその仕組みだよね。病気になったときに安心して治療を受けられるのは、普段からみんなが保険料を納めてるからだ。
ここで考えたいのは、「健康保険料を下げる」っていう話。確かに毎月の保険料が減れば手元に残るお金は増えるから、一見得した気分になる。でも、それで病気になったときの負担が増えたらどうだろう?例えば、3割負担が5割や6割になったり、高額医療費制度の上限が引き上げられたりしたら?いざというときに払えなくなってしまう可能性だってある。
つまり、「健康保険料を下げる」っていうのは将来的な負担増を受け入れる覚悟がいるってこと。病気にならないうちはその恩恵に気づきにくいけど、いざ病気になったときに「しまった!」って思うかもしれない。保険ってそういうもんだ。今すぐ得するためのものじゃなく、未来の安心を買う仕組みなんだよ。
動物を飼うのも社会保険の仕組みを維持するのも、結局は「お金」の話になる。覚悟って聞くとなんだか精神論みたいに聞こえるけど、現実的には財布の中身に直結する話なんだよね。覚悟とは、「今」だけじゃなく「未来」のリスクに備えるためにお金をどう使うかっていう選択そのものだと思う。
ただ厚生年金保険料は下げろと思ってる。