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12月8日【24/12/8】

12月8日。この日は日本が戦争をはじめた日として歴史に刻まれている。真珠湾攻撃をもって日中戦争からアジア太平洋戦争へと拡大し多くの命が失われ甚大な被害をもたらした。この日が「戦争をはじめた最後の日」になればと心から願う。

 

しかし現実は厳しい。他国を見渡せば戦争はなくなっていない。紛争や軍事衝突のニュースが絶えず私たちの生活と直接的に関係しないように見えてもその影響は確実に世界に広がっている。それでも、少なくとも日本だけは二度と戦争をしてはいけない。そういう国であり続けるべきだと思う。

 

もちろん「現実を見ろ」と言われるのも分かっている。外交の場では国益を守るための駆け引きが求められる、時には軍事力の影響力が必要だという意見もあるだろう。けれども戦争という手段に頼ることは、結局外交の失敗を意味する。戦争は言葉や対話で解決できなかった結果なのだから。

 

日本は戦争の痛みを経験した国だ。その記憶を次世代に伝え続ける責任がある。そしてその記憶から学ぶべきことは「戦争のない外交を模索し続ける」という姿勢だと思う。たとえ世界中で争いが絶えなくても、日本だけは戦争という選択肢を捨てた国として立ち続けるべきではないだろうか。

 

戦争を回避するのは簡単なことではない。それでもそれが政治であり外交の本来の使命だ。12月8日が過去の悲劇を思い返すだけの日でなく日本が二度と戦争を起こさないという意思を再確認する日であるべきだと思う。

 

この日が「最後の日」であるように――日本が戦争をはじめた最後の日。そう願うことは決して理想論ではなくこれからの日本のあり方を考える上での基本であるべきだと思う。