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硬いグミとトーマスキャンディの記憶【24/12/11】

最近硬いグミが人気らしい。「タフグミ」や「忍者めし」といった商品が売れているのは噛みごたえのある食感が求められているからだろうか。それとも「ちょっとハードなものを楽しむ」というテーマが響いているのだろうか。いずれにしても需要があるのは間違いない。

 

個人的な予想をすると硬いグミの人気は「ガムの代わり」になっているのかもしれない。ガムは味が無くなった後、吐き出さないといけない工程がある。どこで吐き出すかを考えるのが少し面倒だ。グミならそんな心配はない。噛み応えも楽しめるし、そのまま飲み込んでしまえばお腹も満足する。これが硬いグミが支持される理由の一つではないかと思う。

 

硬いお菓子といえば「トーマスのキャンディ」を思い出す。見た目は板ガムそっくりだったが、中身は硬いキャンディだった。あれはガムのようなフォルムに憧れる子供心をくすぐる絶妙なデザインだった。大人がガムを噛む姿に憧れつつ「でも吐き出すのは嫌」という子どもにとって、トーマスのキャンディは理想的だったのだ。

 

あのキャンディを口にしながら大人ぶった気分になったのを今でも覚えている。でも気づけば生産終了。もう店頭では見かけなくなった。少し寂しい気もするが代わりにグミや他のキャンディが進化してきたのだろう。

 

それでも時々思う。ガムのパッケージみたいなキャンディまた出てこないだろうかと。子ども心がそのまま成長していない私には、あの絶妙な「大人の真似事」ができるお菓子が懐かしい。タフグミもいいけれど、トーマスキャンディのようなお菓子がまた出たら、間違いなく買ってしまうだろう。

 

大人になっても、お菓子ひとつで子供の頃の気持ちを思い出す。それが硬いグミでもキャンディでも。そういったちょっとした喜びをくれるお菓子は、いつまでも特別な存在だと思う。