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電子版だけで十分です【24/12/15】

読売新聞が月額400円の値上げを発表した。物価高の中仕方のない判断だろう。しかしここで一つお願いがある。「電子版だけを選べるようにしてほしい」と。

 

紙の新聞を読むのが億劫な理由はいくつかあるが、何より問題なのが広告だ。挟み込まれたチラシの束はゴミにしかならず、分別して捨てる手間を考えるだけでため息が出る。それだけではない。広告には「誘惑の塊」という厄介な側面がある。特売情報やセールの案内を見てつい心を動かされ必要のない買い物を増やしてしまうこともある。情報を得るはずの新聞がいつの間にかお金を使わせる媒体になっているのだ。

 

電子版だけの購読なら、このような問題は解決する。ニュースだけを手軽に読み、広告はデジタルバナー程度で済む。紙媒体のように「押し付けられる」感覚はない。それなのに、読売新聞は紙とセットでしか電子版を提供していない。他の大手新聞社が電子版だけのプランを用意している中でこの制約は時代遅れにも思える。

 

もちろん、読売新聞が紙媒体を続ける理由は理解できる。新聞販売店の雇用や印刷業界との関係、地域密着の文化などが絡んでいるのだろう。それでも紙を必要としない読者層が増えている現実に目を向けてほしい。紙を手に取りたくない読者まで広告付きの新聞を強制される現状は改善の余地があるはずだ。

 

ゴミの束を片付けるたびに思う。「情報を得るために払ったお金が、時間や労力まで奪っている」この矛盾に気づきながらも今は選択肢がない。読売新聞さん、電子版だけで十分です。そろそろそんな声にも耳を傾けてほしいものです。