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チョコ1粒【24/12/28】

部屋に入ると寒すぎて座席に腰を下ろし両手をふとももの下に挟む。温かいな……と思った瞬間、ふともものぶよぶよ感に気づいてしまった。太った。いや、これは蓄えているだけ――そう自分に言い訳をする。「冬は動きたくないし、エネルギーを貯めるのが効率的だから」と。

 

でもその言い訳も長くは続かない。今年の冬は暖冬だとニュースで聞いてしまったのだ。蓄える必要なんてなかったじゃないか、と一人ツッコミを入れつつ来年の春までには痩せようと決意する。無理をせず毎日少しずつ地道に頑張ればきっとなんとかなるはずだ。

 

ところが、その決意を脅かす存在がある。それはチョコレートだ。口の中でじんわり溶けるその甘さが思考の隙間に入り込む。「こんな文章を考えたんだから、チョコ1粒くらい食べてもいいよね」――そんな甘い誘惑に、気づけば手が伸びている。

 

たった1粒だし大丈夫。そんなふうに自分に言い聞かせて食べたチョコは、確かに美味しい。でもその1粒の存在が春までの目標を少し遠くしている気がする。

 

痩せる気持ちはある。でも今日の1粒が積み重なっていったときにどうなるのか。それを考え始めるともう1粒食べてもいいような気がしてくる。こうして春までの誓いは今日もまた揺らいでいく。