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橋の上で川を見る【25/1/1】

散歩コースにある橋。川にかかるその橋の真ん中で私はいつも立ち止まる。そしてただ水面を見つめる。それだけのこと。

 

小さな漣が立ち流れる落ち葉がゆっくりと運ばれていく。その様子をぼんやりと目で追う。何かを考えているわけでもないし何か感じようとしているわけでもない。そこに意味なんてないし深く考える必要もない。ただ水の流れが目の前にあるだけだ。

 

他の人も時々橋の上で足を止めて川を見つめていることがある。彼らが何を思っているのかは知らないし考えようとも思わない。きっとそれぞれに事情や思いがあるのだろう。でもそんなことを考察するのは野暮だし、多分、誰もそこまで考えてはいない。

 

橋の上から見る川の流れは、ただそこにあるだけで特別な意味を持たない。小さな漣が立ち、落ち葉が漂い、遠くに消えていく。それを見つめる自分も、川と同じように流れる時間の一部にいる。

 

いや、そんなことを考え始めるのもまた野暮かもしれない。ただの川。ただの橋。ただの散歩。結局、それ以上でもそれ以下でもない。ただ流れる漣とそれを見つめる時間がそこにあるだけ。