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『ビーキーパー』を観ました ※ネタバレ注意

eiga.com

映画.comさんの解説

アメリカの片田舎で養蜂家(ビーキーパー)として隠遁生活を送る謎めいた男アダム・クレイ。ある日、彼の恩人である善良な老婦人がフィッシング詐欺に遭って全財産をだまし取られ、絶望のあまり自ら命を絶ってしまう。怒りに燃えるクレイは、社会の害悪を排除するべく立ちあがる。世界最強の秘密組織「ビーキーパー」に所属していた過去を持つ彼は、独自の情報網を駆使して詐欺グループのアジトを突き止め、単身乗り込んだ末にビルごと爆破。その後も怒とうの勢いで事件の黒幕に迫り、事態はFBIやCIA、傭兵部隊や元同業者まで入り乱れる激しい闘争へと発展していく。

 

 

 

この作品米国では2024年の頭に公開され日本では約1年遅れでようやくの公開。標的が大統領の息子という設定から、何かと政治的な配慮が必要だったのかもね。そんな裏事情はさておきこの映画は純粋に楽しめる一本でした。

 

ストーリー性とか細かい設定を追求するタイプの作品ではないです。「復讐アクション映画が観たい!」という欲望をただひたすら満たしてくれる映画です。主人公がとにかく強く負ける心配がないので安心して観られるのも魅力。スカッとする展開がこれでもかと連続します。

 

とはいえ少しモヤモヤする部分も。たとえば詐欺グループをターゲットにしたはずなのに警察や関係のない人の方が死亡者数が多いんじゃないか?ってところ。だったら邪魔してきたあの警察二人組もついでに片付けてほしかったな、と正直思っちゃいました。なんかいい感じにうざいんだよな、いなくてもいいのに。

 

さらに映画のテーマに絡む「女王バチを替えなければならない」というセリフ。これてっきり悪党の頂点にいる大統領や元長官を倒す伏線かと思いきや最後まで手付かず。政治的な配慮なのかあるいは続編を匂わせてのことなのかそこは少し消化不良でした。もしくは自分の読解力不足かも、それか殺してほしかったのになって思いが出ちゃったのかも。

 

もし続編をやるなら物語はきっと米国から飛び出すことになるでしょう。それもまた国際的な情勢を刺激しそうで、色々とハードルが高そうだなと感じます。

 

総評としては大満足。とにかく復讐劇を観たい人にはこれ以上ない一本です。スカッとしたい時に観たい。