静電気の季節。でも、自分くらいになるともう何の対策もしない。静電気はあるものだと受け入れている。
どんなにバチっときても驚かないし、痛みにも耐えられる。むしろ最近は電気の強さを楽しみにしているくらいだ。おっ、今日はちょっと弱めか?とか、これはなかなかの衝撃だな、みたいな。
そう、これはもう快感に近い。
静電気は摩擦によって生まれる。この「摩擦」最近の社会にも多い気がする。価値観のズレ、ネット上の論争、対立する意見。あちこちでバチバチと火花が散っている。静電気なら放電してしまえば終わるけど、人間同士の摩擦はなかなか収まらない。もっと上手くエネルギーに変えられないものか。
それはそうと静電気といえば、ピカチュウ。ちょうど今日はポケモンの日。1996年2月27日に初代ポケモンが発売されてから、もう数十年が経つ。ピカチュウはずっと電気を放ち続けてきたけど、それは相手をただ傷つけるためじゃない。仲間を守り、絆を深めるため。
ポケモンの世界もまた摩擦に満ちている。タイプ相性、対戦の駆け引き、リメイクを巡るファンの意見の違い。時にはバチバチすることもあるけれど、それでもみんなポケモンが好きだからこそ続いてる。
静電気の痛みをただ嫌がるのではなく、ピカチュウのようにそれを力に変えられたら。無駄な摩擦ではなく、未来へとつながるエネルギーに。