いい年したおっさんが若い女性を追いかけ回す――それが「演出」だとしても、もう時代錯誤的すぎて目を背けたくなる。
「過剰に反応しすぎ」って声もたまにあるけど、いや、これは過剰じゃない。妥当。
あるテレビ番組でそういうシーンを目にして、ああもうテレビでは完全にアウトな表現になったんだなと感じた。
正確に言えばインターネットではまだ生き残ってる。いや、許されてるわけじゃないけど、そういうのが好きな層が確実にいる。だから消えない。
昔のテレビって本当にひどかった。下世話で、雑で、平気で女性を軽視してた。裸の女性が「笑い」のために身体を差し出し、男の前で媚びてまるでそれが当たり前かのような空気。
今思えばあれは男尊女卑を映像化した空間だったんだなと思う。
前から思ってたけど、志村けんだって今の価値観の中ではギリギリアウトのラインを歩いてた人だ。もちろん当時の文脈では国民的コメディアンだし、功績を否定するつもりはない。でも、「今だったら炎上してるよな…」ってコントが大量にある。
再放送できるのはその中でも慎重に選ばれたセーフっぽいやつだけ。
もうね、それでいいと思うんだよ。すべてを語り継ぐ必要なんてない。
文脈が違えば評価も変わる。今の空気に合わないならそっと忘れ去られていくべきものもある。
懐かしいという気持ちと、今それを許していいかはまったく別の話。
だから、そういうものが過去にあったことは理解しつつ、今は「仕方ない」と割り切るしかない。
仕方ないんだよ、ほんとに。