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夜道を走る、光るお守り【25/5/8】

いつものコースを走る。汗を流す爽快感は何物にも代えがたい。けれど最近この心地よい時間に「ヒヤリ」とする瞬間が増えた。

 

信号のない交差点で、一時停止もせずインを攻める自転車。街灯が少ない道を無灯火で走り抜けるシルエット。こちらの存在に気づいているのかいないのか…。同じく走っているジョガーだってなぜか夜道で上下真っ黒のウェア。頼むからもう少し「見える」努力をしてほしい。心の中で何度突っ込んだことか。

 

もちろん交通ルールやマナーを守るのは基本だ。でもそれを全員に求めるのはもはや理想論かもしれない。無法地帯と化した夜道では、最終的に「自分の身は自分で守るしかない」という結論に至った。

 

その第一歩が反射板。きっかけは自分が車を運転しているときだった。前方のランナーが装着していた反射板がライトに照らされ、思わず「おお、見えるじゃん」と声が出た。それを見てすぐ自分も腕やウェアにつけるようにした。派手じゃないけれど、いざという時の光るお守りとしては十分だ。

 

ただし、見られることばかりに気を取られてはいけない。最近は「自分が見る」ことの大切さも痛感している。街灯が切れた区間、段差や水たまりは文字通り落とし穴。足を取られて転倒でもしたら、膝を痛めている今の自分にはダメージが大きすぎる。

 

というわけで次に検討しているのがヘッドライトだ。足元を照らし同時に他人にも自分の存在を知らせる、攻防一体の装備。もはや走るというより、戦場に赴く準備だがそういう時代なのだと思う。

 

もちろん「自転車はライトをつけて」「ジョガーは反射材をつけて」くらいは言いたい。でも、それを期待するのはもうやめた。世の中が変わらないなら、自分が備えるしかない。そう思って今日も反射板をつけて、周囲に目を凝らしながら走っている。

 

安全な夜道なんて、誰かが作ってくれるわけじゃない。だからこそ、自衛がすべて。ヒヤリの回数が減るその日まで、せめて自分だけでも目立って、見えて、無事に走り切りたいと思っている。