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税収上振れと現金給付。その理屈に「はぁ?」【25/6/12】

参院選が近づいてきて案の定各党が有権者の気を引くための甘い政策を発表し始めた。そして中身は大体いつも税金絡みのカネを配るって話。

 

でもさ今回聞こえてきた自民党の案ちょっとおかしくないか? なんでも税収が予想より上振れたからその分を国民に還元する、と。数万円を配るとかそういう話らしい。

で、さらに住民税非課税世帯には上乗せで給付するそうだ。 これを聞いた瞬間思わず、はぁ?って声が出た。

 

いやいやいや理屈が根本から逆だろ。 税収が上振れたってことはそれだけ多くの税金を国民が納めたってことだ。その理屈で還元するなら、まず第一に実際に汗水たらして税金を多く払った現役の労働者世代に対してこそ手厚く還元するのが筋じゃないのか? なんでそもそも税金を納めていない非課税世帯により多くのお金を配ることになるんだ。全く理解できない。

 

しかもこの話が一番まずいのは、その非課税世帯の多くが年金で暮らすリタイア世代の世帯だってことだ。 いやもう一度言うけど尚更違うだろ、と。

今この国を必死で支えているのは間違いなく現役の労働者世代だ。その世代が納めた税金が予想よりちょっと多く集まったからといって、なぜすでに引退した世代にさらに手厚く配る必要があるんだ?

 

こういう選挙の票目当てとしか思えないその場しのぎのバラマキばっかり。本当にこの国の将来を考えてる政治家なんて一人でもいるのか?

 

あーあもう終わりだ、終わり。 本当にどうしようもない。