本当にどうでもいい話なんだけど日本語に対してそしてGoogleに対してどうしても言いたいことがある。
「常盤(ときわ)」と「常磐(じょうばん)」この二つの漢字、あまりにも似すぎじゃないか? いい加減にしてほしい。そのせいでこっちはいつだって勘で読んでる。
まあ正直なところ日常生活で「常盤」なんて言葉にお目にかかる機会はほとんどない。だからこの字面を見たらとりあえず「じょうばん」って言っておけば十中八九は当たる。それでなんとかなってきた。でもそういう問題じゃない。
そもそも諸悪の根源は「常盤」の「盤」だ。この字音読みだと「ばん」じゃないか。だったら同じ「常」がつく「常磐(じょうばん)」と同じような読み方をしたって誰にも文句は言われないはずだ。
だのに!なぜか「ときわ」。一体どういう理屈なんだ。ふざけるな。日本語の気まぐれにこれ以上翻弄されたくない。
そしてこの混乱にさらに拍車をかけているのが我らがGoogle先生。頭が良すぎるのも時として考えもの。 試しに今検索窓に「常盤線」って打ち込んでみてほしい。Googleは、お、こいつ間違えてんな。本当は『常磐線』のことが知りたいんだろ? よし、気を利かせて正しい検索結果を出してやったぞ、とでも言わんばかりに、何事もなかったかのように涼しい顔で「常磐線」の情報を表示してくる。
これも悪い。
本当に悪い。
一回こっちを本気で叱ってほしい。 検索結果のトップに赤字でデカデカと「はい、お客さんその漢字間違ってますね!正しくは『磐』です! こちらで勝手に直しときましたから、二度と間違えないように!」くらい厳しく言ってくれてもいい。
何も言わずにそっと間違いを正してくれるその過剰な優しさが結果的にこちらの無知を温存させいつか大恥をかくリスクを高めている。それはもはや優しさではなく罪だとすら思う。
誰かの前であるいは大事なメールや書類でこの間違いを堂々と披露して赤っ恥をかく前に教えておくれよ。「お前は今間違っているぞ」と。