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指輪の違和感、服と靴と人類と【25/7/2】

指輪をつけるようになったのは結婚してから。


最初の頃は指に常に何かがまとわりついている感覚にどうにも違和感があって落ち着かなかった。でもいつの間にかそれもすっかり当たり前になって今では着けていないと逆に不安になるくらい。人間って本当に慣れるもん。

 

まあただそれだけの話なんだけど。
ふと、こういう最初は違和感があったけどいつの間にか当たり前になることって他にも色々ありそうだなぁと思った。

 

例えば人類で最初に服を着た人とかもこんな感じだったのかな?
なんかゴワゴワするし動きにくいな…なんて思いながら、でも寒さをしのいだり体を守ったりするうちにだんだんとその便利さに慣れていったんだろうか。

 

そういえば服と靴ってどっちが先に発明されたんだろう。
なんとなく鋭い石やトゲから足を守るための靴の方が先な気がするけど。でも他の動物は別に靴なんて履いてないしな…まあそんなこと言ったら服だって着てないわけだけど。実際どうなんだろう。

 

もしかしたら人間は靴を履くようになったせいで足の裏の皮が薄くなったりして、生物としては足自体が弱くなったのか? 

 

でもその分行動範囲は圧倒的に広がったはず。
よく考えると靴って本当に不思議な発明品。

 

ひょっとしたら人類の最大の発明って火でも言葉でもインターネットでもなく「靴」だったりして。


靴があったからこそ人類はあらゆる環境へと歩いて行けて活動範囲を地球規模にまで広げて各地で文明を発展させることができた、とか。

 

…なんてね。


指にはまった一つの指輪の違和感から、ずいぶん壮大な話にまで飛躍してしまった。