昨日の夜レイトショーで鬼滅の刃の最新作を観てきた。
場所は新宿にできた「109シネマズプレミアム新宿」。奮発して、S席。お値段6000円なり。
映画一本に6000円!と聞くと誰もが高っ!って思うだろう。自分も最初はそう思った。ちなみにA席でも4500円。それでも普通の映画館の倍以上の値段。
でも結論から言わせてもらうとこれは間違いなくお値段以上の価値があった。
映画の内容ももちろん良かったけどそれ以上に音響がもう本当にすごい。
冒頭のいつもの集英社のロゴが出る音からしてもう別次元。全身の骨に響き渡るというか体に音が直撃してくる感じ。この響く音響は普通の映画館なんかでは絶対に体験できない代物。
これ以上は内容には触れないでおくけど一夜明けてSNSを覗いてみたら案の定各地の映画館は阿鼻叫喚の地獄絵図が広がっていたらしい。
初日ってこともあって客層が最悪だった、と。上映中にスマホの光は漏れるわ子供は騒ぐわ持ち込み禁止の臭い食べ物を持ち込む奴はいるわ…。まあ超人気作の映画館あるあるではある。でもちょっと検索するだけで鑑賞体験を台無しにされた人たちの不満や怒りの声が大量に見つかる。
…だろうな、と思った。
というかまさにその状況を回避するために今回はあえて高いプレミアムな映画館を選んだんだ。
そしてその判断は結果的に大正解だった。
やっぱり値段っていうのは客層を分ける非常に分かりやすい線引きになるんだな、と改めて痛感した。
自分の周りにはマナーの悪い変な人なんて一人もいなかった。全員がこの空間と作品を静かに楽しみに来ているという安心感。おかげで最高の環境で作品の世界に没入することができた。
よかった満足満足。
時には金で平和を買うことも必要。
そんなことも学んだ実に有意義な映画体験だった。