悲報だ。愛してやまなかったあの大容量パックのギリシャヨーグルトが近所のスーパーの棚から忽然と姿を消してしまった。正確に言えばギリシャヨーグルトというジャンルそのものが消滅したわけではない。棚には「オイコス」なんかが我が物顔で鎮座している。もちろんあれはあれで美味しいしタンパク質も豊富で優秀なのは分かっている。でも違うんだ。求めているのはあの小分けにされたカップじゃない。200gとかなんなら300gとか入っているあのドスンとした重量感のある大容量パックなんだよ。
あの白い塊を大きめの器にボテッと移してそこに黄金色のはちみつを罪悪感を感じるくらいトロトロとかけて食べる。濃厚、至福の時間。それが生活の潤いだったのに。他のスーパーも何軒か回ってみたけれどどこも似たような品揃えであの大容量パックを取り扱っている店は皆無だった。はい終了のお知らせですわ。
まあ冷静に考えれば理由は分かる。普通のヨーグルトに比べて値段は高いし賞味期限もそこまで長くない。物価高のこのご時世あんな嗜好性の高い商品が飛ぶように売れるわけもないんだろう。スーパー側からすれば売れない商品は棚から撤去するただそれだけの合理的な判断だ。でもくやしい。合理性は理解できても感情が追いつかない。
こうなったらもう選択肢は限られてくる。ネット通販で箱買いするか?いや冷蔵庫のスペース問題があるし送料を考えたらコストが見合わない。コストコみたいな会員制スーパーに遠征するか?いやそれだけのために行くのも面倒だ。
そこでふと一つのアイデアが頭をよぎった。
「作るか?自分で」
調べてみたら普通のプレーンヨーグルトを一晩水切りするだけであのギリシャヨーグルト特有の濃厚な食感に近いものが作れるらしい。いわゆる「水切りヨーグルト」ってやつだ。 これなら安いヨーグルトを買ってくればいいだけだからコストも抑えられるし好きなだけ大量に作れる。手間はかかるかもしれないけど失われた味を求めてさまようよりはよっぽど建設的かもしれない。
失意の底から這い上がるための新たなプロジェクト。 「自家製ギリシャヨーグルト計画」始動するしかないか。
期待してもいいのかな?明日の自分に。