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そして今、目が覚めた【25/12/15】

月曜日。ただでさえ気が重い週の始まりなのに今朝の寒さは尋常じゃなかった。布団から出るのが億劫で仕方がない。このまま冬眠してしまいたいという本能と戦いながらなんとか体を起こして家を出た。

たどり着いた会社の事務所は暖房が効くまでの間まるで冷蔵庫のようにキンキンに冷えていた。

機械だって暑すぎるのもダメだけどここまで寒いと調子が悪くなるらしい。人間と同じだ。

 

そんな極寒の朝にインターネットが繋がらないというトラブルが発生した。現代のオフィスにおいてネットの遮断は業務の死を意味する。寒さに震える手でルーターの電源を抜き差しし、ONUを再起動しコントロールボックスの設定を確認する。一つ一つ可能性を潰していく地味で孤独な作業。結局原因は一番厄介な場所にあった。機器の故障じゃない。壁の中の配管を通っているあの物理的なLANケーブル自体がダメになっていたのだ。 壁の中なんて手が出せない。交換するには工事が必要になる。「ここが切れるか?」という絶望感。デジタルな通信網も結局は一本の頼りない銅線に支えられているという現実を突きつけられた気分。

 

どうしようもないので近所の家電量販店に走ってWi-Fiの中継器を買ってきた。無線で飛ばして誤魔化すあくまで応急処置だ。根本的な解決にはなっていないけれどとりあえずネットは繋がった。見えない電波に救われた安堵と壁の中で静かに死んでいるケーブルへの哀れみを感じながらなんとか仕事を終えた。

 

夕方家に帰るとドッと疲れが出た。寒さとトラブル対応の精神的な疲労だろうか。お風呂に入って体を温めたらもう立っていられないくらい眠くなってしまった。ちょっとだけのつもりで横になったのが間違いだった。気づいたら意識がブラックアウトして、数時間が経過していた。

 

そして今、目が覚めた。一番起きちゃいけない中途半端な時間に。体は妙にスッキリしているけれど頭のどこかで警報が鳴っている。「これ今夜もう眠れないぞ」と。

変な時間にエネルギーをチャージしてしまったせいでこれからの長い夜をどう過ごせばいいのか分からない。明日は火曜日。まだ一週間は始まったばかりなのに初日から体内時計が盛大に狂ってしまった。壁の中のケーブルみたいに睡眠リズムもどこかで断線してしまったのかもしれない。

静まり返った部屋で冴え渡る目を開けたまま長い夜の始まりに溜息をつく。