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自分を取り戻すための「処方箋」【25/1/6】

あれほど思い詰めていた昨日の不安は、一体どこへ行ってしまったんだろう。

「明日になればすべてわかる」と悲壮な決意で迎えた今日だったが蓋を開けてみれば、世界は昨日と変わらず淡々と回っていた。まだ悩みの種が完全に消えたわけじゃないけれど少なくとも昨夜のような「絶望の淵」からは脱出した気分だ。人間の感情なんて天気と同じでコロコロ変わる。嵐が過ぎ去った後の空が妙に青く見えるように、今は少し拍子抜けするくらい穏やかだ。

 

今日は仕事始め2日目。正直まだ身体が「正月モード」から切り替わっていない。頭の回転数はアイドリング状態のままだしPCの画面を見ても文字が上滑りしていく感覚がある。言い訳をするなら今日の天気のせいだ。1月だというのに妙に暖かかった。窓から差し込む日差しには殺人的な冬の鋭さがなくまるで3月か4月のような柔らかい「春眠」の気配を含んでいた。こんな陽気でシャキッと働けというほうが無理な話だ。地球温暖化の影響なのか単なる気まぐれなのかは知らないが冬の寒さに身を縮める覚悟をしていた肩の力がふにゃふにゃと抜けていく。ま、勘違いなんだけどね。身体が火照ってただけ。

 

そんな気だるい仕事の合間や帰宅後の時間を使ってせっせと「作業」を進めている。年末に厳選したあの「好きな映画24作品」の感想文を書く作業。ただフライヤーをファイルに入れるだけじゃなんとなく味気ない。なぜその映画が好きなのかどのシーンで心が震えたのか自分の言葉で添書きをしてセットで保存したいと思ったのだ。1作品につき数行あるいは数段落。記憶の引き出しを開けて当時の感動を言語化していくプロセスは意外なほど楽しい。それは映画のレビューを書いているようでいて実は「その映画を観た時の自分」と対話しているようなものだから。

 

B5のクリアファイルが少しずつ分厚くなっていく。これは単なるコレクションじゃない。将来また僕が何かに迷ったり昨日のように不安に押しつぶされそうになったりした時に自分を取り戻すための「処方箋」になるはずだ。

「自分は何が好きで何に感動する人間なのか」その答えが詰まったファイルがあればAIに励ましてもらうよりもよっぽど確かな精神安定剤になる気がする。

春のような陽気に誘われて少しウトウトしながらも24分の1ずつ、自分という人間をファイルに閉じていく。