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精神の錬金術【26/2/13】

天気が良いせいかあるいは気温が緩んで気が緩んだのか。最近歩きたばこをしている輩が妙に目につく。前を歩く奴が吐き出す煙がこちらの顔を直撃するたびに胸の奥でドス黒いイライラが煮えくり返る。

「なぜ指定の場所で吸えないのか」「なぜ他人の健康を平気で害せるのか」。

正論を脳内で並べ立てたところで彼らの歩みが止まるわけでも空気が清浄になるわけでもない。このままではただ不快な思いをして損をするだけだ。

 

このイライラをどう抑えるべきか。2026年の冬出した結論は驚くほど冷徹で合理的なものだ。

「JT(日本たばこ産業)の株を買う」。 ただそれだけだ。

 

あいつらがマナーを無視して紫煙を燻らせるたびに心の中でこう呟くことにする。

「いいぞもっと吸え。お前らが肺を汚してまで消費してくれるおかげで口座には配当金が振り込まれるんだから」 そう思った瞬間あれほど忌まわしかった煙がわずかながら「金の匂い」を帯び始める。 不快な存在を正そうとするエネルギーを自分の資産を潤すためのエネルギーへと転換する。これはもはや精神の錬金術。

日本という国はそう簡単には変わらない。マナーの悪い人間も絶滅することはないだろう。他人を変えることにリソースを割くのは不毛な時間の浪費でしかない。結局自分が変わるしかないのだ。それも道徳的な成熟を目指すのではなく相手の非礼を自分の利益に結びつけるという極めて現実的で少しだけ意地の悪い方法で。

 

高配当株として知られるJTの株主になる。それは歩きたばこを見かけるたびに湧き上がる怒りを「まあ利益に貢献してくれている顧客だしな」という寛容(あるいは冷笑)へと変えてくれる。 被害者の椅子を降りて、投資家の視点に立つ。そう決めた瞬間、世界は少しだけ呼吸しやすくなった気がした。

 

もちろん健康被害がなくなるわけではないしマナー違反が許されるわけでもない。けれど怒りで自分の心まで汚されるよりは配当利回りという実益を手にするほうが2026年を生き抜く戦略としては遥かに正しい。

次に煙を浴びせられた時はイライラする代わりに最新の株価をチェックすることにしよう。