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重力との対話【26/3/19】

月曜日のベンチプレス。さらなる高みを目指して設定したプラス10kgという重量は今の肉体にとって挑戦を通り越し制御不能な暴力へと変貌してしまった。

セットの途中で力尽きバーベルの重みが逃げ場を失った瞬間。本来ならセーフティバーへ逃がすべきエネルギーが不完全な潰れ方によってすべて右肩の関節へと牙を剥いた。

炎症のピークは過ぎつつあるとはいえ木曜日になっても残るその痛みは組織が受けたダメージの深さを物語っている。ベンチはもちろん上半身の固定が必要なデッドリフト、さらには担ぐ動作で肩に負担がかかるスクワットさえ明日の決行は危うい状況。

 

フリーウェイトを扱う以上、重力との対話には一点の曇りも許されない。今回のような負傷は単なる筋力不足ではなく限界に達した際の安全な潰れ方を含めたフォームの未熟さが招いた結果と言える。 

正しいフォームとは単に出力を最大化するための合理的な動きだけではない。それは今回のような不測の事態において自分の身体を致命的な損傷から守るための絶対防御そのもの。

 

ここで一度立ち止まりパーソナルトレーナーの手を借りて基礎を再構築するという選択肢が出てきた。

独学でのトレーニングはどうしても自己流の癖が入り込み高重量になるほどその歪みが関節への負荷として蓄積していく。プロの眼によって骨格に合わせた最適なフォームをミリ単位で修正し安全な限界の見極め方を学ぶこと。それはこれからさらに重いバーベルを挙げていくための遠回りに見えて最短のブーストになるはず。

 

今は焦ってバーを握る時ではない。炎症が引くのを待つ時間は次のステップへ進むための戦略的準備期間だと思わないと。右肩という精密な機械に刻まれた痛みを無駄な負傷で終わらせるかあるいは一生モノの技術を手に入れるための転換点にするか。