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スギの後に来る、本命【26/4/12】

朝、目が開かない。

目脂と炎症でまぶたが貼りつき外界そのものを拒絶しているかのようだ。

スギの猛威が去れば少しは楽になると思っていたが現実は甘くない。待っていたのはヒノキによる第二波。しかも自分にとってはこちらの方がよほど凶悪。

これまで曖昧にやり過ごしてきたがこの惨状を前にしてようやく悟った。今年こそアレルギー検査という名の答え合わせから逃げてはいけない。

 

追い打ちをかけるように下半身まで悲鳴を上げている。

金曜の脚トレしかもカーフレイズまで容赦なく追い込んだ代償が今になってくるぶしからふくらはぎにかけての鈍い痛みとして返ってきた。一歩踏み出すたびに小さな衝撃が走る。

脚トレの日は土日を丸ごと犠牲にする覚悟が必要だと頭では分かっていた。だが実際にこうして身体が使い物にならなくなるとその不自由さにため息しか出ない。

 

花粉に関して病院に行くべきか。答えはかなり明白になりつつある。

たしかにシーズン終盤ではある。だがヒノキの飛散は例年5月上旬頃まで続く。この朝に目が開かないレベルの苦痛をあと数週間も耐えるのはあまりに非効率。今からでも適切な投薬を受ければ残りの期間を多少なりとも人間らしく過ごせるはずだし何より検査を受けることは来年の自分への先行投資になる。

 

結局今できることは限られている。冷やしたタオルで目を覆いプロテインを流し込みこの不自由な肉体が少しずつ修復されるのを待つだけ。

学習能力のない生き物だと自嘲したくもなる。だが毎年同じ目に遭いながら曖昧に済ませてきたからこそ今年は違う形で終わらせたい。この痒みと痛みの向こう側にある答えを今度こそ掴みにいくべき時なのだろうか。