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プロの境界線と、酸欠の腹筋地獄。【26/4/20】


土曜日の二軍戦を見ながらふと自分の視線が変わっていることに気づいた。

かつてはただプロはすごいと素直に受け取っていたはずなのに今はどこか冷静で少し意地の悪い見方をしてしまう。

守備のほころびにはすぐ目がいくしザルと言いたくなる場面もある。選手たちの体格ですら以前ほど大きく見えない。

それは彼らの質が落ちたという話ではなく自分の中の基準が変わってしまったのだと思う。出力や動作のメカニクスを自分なりに少しずつ理解し始めたからこそ理想と現実のズレが以前よりも鮮明に見えてしまうのだろう。

 

そして月曜日。胸と背中の拮抗筋を交互に叩くスーパセットはそれだけで十分に心肺へ厳しい負荷をかけてきた。

そこまではまだ苦しみながらも耐えられた。問題は胸と腹筋を組み合わせた場面とくにケーブルクランチだった。腹圧を意識するあまり気づけば呼吸が止まっている。腹筋を鍛えているのかそれとも自分で自分を酸欠に追い込んでいるのか分からない。脳が悲鳴を上げる感覚の中で続けるトレーニングはもはや修行というより自虐に近かった。

 

だから今の自分に必要なのは有酸素という名のデバッグなのだ。

重量を落とすこと呼吸を意識すること。頭では分かっていても追い込みの最中にはそれが驚くほど難しい。無理に高重量を振り回すことだけが進化ではない。

止まりかけた血流と呼吸を正常なサイクルに戻しまずはちゃんと動ける体としてのバランスを取り戻すこと。その作業を飛ばしたまま次の執行を迎えてもまた同じ場所で詰まるだけ。

今はまず溜まった二酸化炭素を吐き出し壊れる前に立て直す段階なのだと思う。