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スクワット【26/5/3】

スクワット110kg。

結果は失敗。立ち上がれないとは思っていなかった。むしろいけると確信に近い感覚すらあった。しかし現実は違った。

バーベルの重みに抗いきれずセーフティバーにドンと預けた瞬間、脳内の予測と実際の挙動が噛み合わずほんの一瞬何が起きたのか理解が追いつかなかった。

 

残ったのはシンプルな感情。悔しい。

それ以上でもそれ以下でもない。腰の違和感を理由に挙げることもできるがそれは本質ではない。今の自分がそこに届いていないという事実。それを認めることが何よりも重い。

 

だがこの種の失敗は絶望するためのものではない。むしろ現在地を強制的に可視化するための装置。ここで無理に110kgへ固執するのではなく一度戦略を切り替える必要がある。

選択したのはレベリング。100kgを確実に扱える重量として再定義しセット数と安定性を積み上げる。単に重さを追うのではなく今の身体に見合った出力を丁寧に引き出す。その地固めがなければ110kgはただの偶然かあるいは再現性のない一発芸で終わる。

 

同時に見て見ぬふりをしてきた腰の問題にも向き合う必要がある。これまで避けてきたプランクのような種目ももはや選り好みしている余裕はない。背骨を支える筋肉のコルセットを自前で構築しなければこの先の高重量はただのリスクでしかない。

やるべきことは明確だが簡単ではない。どれも即効性のある解決策ではなく数ヶ月単位で積み上げていく地味な作業になる。それでもこのプロセスを避けて先に進むことはできない。

 

110kgに拒絶されたことを単なる敗北として終わらせるのは簡単。しかしそれでは何も残らない。この一回を土台を再構築するための必然のブレーキとして扱うかどうか。それが今後を分ける。

明日からやることは変わらない。ただし精度が変わる。焦らず曇りのないフォームでもう一度重力との対話を始める。