映画のチケットを取った瞬間までは気分はかなり良かった。
上映時間を確認、座席を選び、決済を終える。あとは当日を待つだけ。そう思っていた。
だがその後すぐに気づく。
時間を間違えていた。
購入した座席は自分が物理的に行けない時間帯に存在していた。完全な入力ミスだ。しかも今回はムビチケ。便利な反面購入後の変更不可という仕様が冷徹に突き刺さる。
終わった。
あの瞬間の脱力感は地味だがかなり重い。金額そのものより自分で防げたミスという事実が精神に来る。
とはいえこういうやらかしは人生で初めてではない。以前には理不尽な流れで他人の駐車料金を肩代わりする羽目になったこともある。あの時も納得はしていなかったが結局あとに残るのは次は気をつけようという雑な経験値だけだった。
今回もたぶん同じ。
こういう細かい失敗はその場では悔しい。しかし長い目で見れば確認を怠るとこうなるというログとして蓄積されていく。人間は地味な損失を何度か経験しながらようやくルーティンを改善していく生き物なのかもしれない。
さらに最近は別方向からも地味にダメージを受けている。プロテインの価格。
久しぶりに価格を見た時高いというより普通に痛いと感じた。以前なら日常的に買えていたものが今では少し考えるレベルの出費になっている。
もちろん筋トレとダイエットを続ける以上タンパク質は必要。だがここまで価格が上がると本当に粉である必要があるのか?という疑問も出てくる。
卵。鶏肉。冷凍イカ。
結局そういう昔ながらの食材のほうがコストも満足感も安定している場面がある。
特に今は7日平均でアンダーカロリーを管理する形へ切り替えたことで一発で完璧を狙うより長く続けられる構成のほうが重要になっている。高価なものを無理して続けるより現実的な範囲で継続できることのほうが価値がある。
物価高という外側の問題。
そして自分自身の入力ミスという内側の問題。
どちらも避けきれないがせめて後者だけは減らしていきたい。だから今回の失敗も最悪だったで終わらせず一応ログとして残しておく。
次は上映時間をちゃんと確認する。
そしてプロテインに頼るんじゃなくて普通の食事を優先する。
そんな小さな修正を積み重ねながら人間は少しずつ無駄を減らしていくのだと思う。