ここ数日体重の減少ペースが明らかに速い。
数字だけ見ればダイエットは順調に進んでいるようにも見える。だが同時に体脂肪率の数値がほとんど動いていないことに気づいた時、嫌な予感が頭をよぎった。
これは脂肪だけが落ちている状態ではない。
つまり筋肉も削れている。
正直それはかなり悔しい。
これまで積み上げてきた筋肉はただの数字ではなかった。時間をかけてトレーニングし食事を調整し少しずつ作ってきた努力の形そのものだったからだ。
もちろん原因はわかっている。
この3週間、精神的にかなり厳しかった。別れやトラブルが短期間に重なり常に頭のどこかが張り詰めている状態だった。気持ちを整理するだけで精一杯で筋トレに向ける余力がほとんど残っていなかった。
トレーニング頻度も落ちた。
食欲や睡眠も不安定だった。
そうなれば筋肉が減るのは当然とも言える。
身体は正直。
負荷が減ればこの筋肉はもう必要ないと判断して少しずつ削っていく。そこに感情はない。ただ淡々と今の環境に合わせて適応していくだけ。
だから最近はもっと頑張らなければという感覚と今は無理だという感覚が頭の中でずっとぶつかっている。
以前なら多少きつくてもバーベルを握れていた。だが今は違う。今無理に高重量へ戻っても途中で潰れる未来がかなりリアルに想像できてしまう。
身体ではなく心のほうが先に限界を出している感覚に近い。
それでも以前の自分なら気合でやれと無理に押し切っていたと思う。でも最近はその危うさもわかってきた。
人間本当に壊れる時は一気に壊れる。
だから今は頑張れない自分を責めすぎないようにしている。
もちろん筋肉が落ちるのは嫌。体重計を見るたびにせっかく積んできたのにという気持ちにもなる。
でも今優先すべきなのは身体のサイズではなくシステム全体を止めないことなのだと思う。
最低限食べる。
少し動く。
眠る。
完全にゼロにはしない。
今はそれで十分。
また落ち着けばトレーニングは戻せる。筋肉もある程度は取り戻せる。実際一度作った筋肉は戻りやすいと言われている。
だから焦らない。
今は無理にアクセルを踏む時期ではなくエンジンを切らずにやり過ごす時期なのだと思う。
この5月はあまりにも出来事が多すぎた。
だから今は強くなることより壊れないことを優先する。