気づけばアンダーカロリー生活も約1か月が過ぎた。
始める前はもっと苦しいものだと思っていた。空腹との戦いになるだろうし毎日食べたいものを我慢し続ける生活を想像していた。
ところが実際にやってみると意外なほど普通だった。
もちろん空腹を感じる日もあるし好きなだけ食べられるわけではない。でも想像していたほどの苦痛ではない。むしろ人間って案外慣れるんだなという感覚のほうが強い。
今の予定ではこの生活は10月末まで続く。
まだ4か月ある。
数字だけ見れば長い。だが振り返るとこの1か月もあっという間だった。そう考えると案外気づいたら秋になっているのかもしれない。
最近面白いのはまだ減量の途中なのにすでに増量のことを考えていること。
体脂肪を落とし切ったらどうするのか。
当然その後は少しずつカロリーを増やしていくことになる。
でもそこでふと疑問が湧く。
「そんなに食べられるのか?」
今は毎日アンダーカロリーが当たり前になっている。食事量も減ったし、映画館のSサイズのポップコーンで満足できるようになった。パスタも以前より少ない量で済む。
そんな状態から今度は意図的にカロリーを増やす。
理屈では理解できる。
筋肉を増やしたいならどこかでエネルギー収支をプラスにしなければならない。
でも感覚的にはすでに今の食事量が普通になりつつある。
むしろ増やせと言われた時のほうが苦労するかもしれない。
ご飯を少し増やす。
肉や卵を少し増やす。
間食を一つ足す。
その程度でも十分。
理屈上はそう。
そもそもまだ5月だ。
10月末まであと4か月。
今考えるべきなのは増量で何を食べるかではなく今日もアンダーカロリーを無理なく積み重ねることだろう。
ただそれでも少し先の未来を想像してしまう。
減量を続けていると好きなだけ食べられる日がどこか遠くに見える。その景色を想像すること自体が一種のモチベーションになる。
まあその頃には今の自分が想像している以上に身体も変わっているはずだ。
10月末の自分がもう少し絞るか、そろそろ増やすかと悩んでいるかもしれない。
その答えはその時の身体が教えてくれる。
だから今はまだ先の話だ。
まさに鬼が笑う。
でも4か月続けられそうだと思えている時点でこの1か月はかなり上手くいっているのだと思う。