今日タンクトップから腋毛が豪快にはみ出しているおじさんを見かけた。
別に違法でも何でもない。誰にも迷惑をかけているわけでもない。
ただ嫌だった。それだけ。
ちょうどおにぎりを食べている最中だったこともあり一瞬だけ食欲がログアウト。味覚の問題ではなく気分の問題である。もちろん相手に非があるわけではない。向こうからすれば普通に歩いていただけだろう。
それでも人間というのは理不尽なもので「なんか嫌だった」という感情が発生することがある。
今日のそれはまさにそういう類の出来事だった。
それ以上でも以下でもない。
ただ嫌な気分になった。それだけの話である。
一方で今の気候はかなり好きだ。6月なのに全然暑くない。
湿度も思ったほど高くない。朝晩はむしろ少し涼しいくらい。
エアコンのことを考えなくていいし外を歩いていても不快感が少ない。
最高である。
このまま一年続いてくれればいいのにと思う。だが残念ながら経験がそれを否定する。
知っている。毎年これだ。今は快適。
快適だからこそ危険だ。ある日突然スイッチが入る。
昨日まで春だったのに朝起きたら真夏になっている。そして身体はその変化に対応できない。
寝不足になる。食欲が落ちる。妙にだるくなる。
毎年のように繰り返しているのに毎年のようにやられる。
学習能力がないのか気候の変化が理不尽すぎるのかは分からない。
たぶん両方。だからといって今からできることも特にない。
暑熱順化だとか、運動だとか、水分補給だとか、理屈はいろいろある。
でも結局本格的な暑さが来ないと身体は本気で対応を始めない。
未来の自分が頑張るしかない。
だから今は、この快適な気候を素直に楽しむことにする。
湿度が低い。風が気持ちいい。エアコンもいらない。
おじさんの腋毛で少し気分は下がったが天気に罪はない。
夏が本気を出す前の短いボーナスタイムをもう少しだけ満喫しておこうと思う。