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シークレットシネマ【26/6/26】

シークレットシネマに行ってきた。

上映が始まるまで何の作品かわからない、あの企画。スクリーンにタイトルが映し出された瞬間「おお」と声が出そうになった。

 

上映作品は『リバー、流れないでよ』。

公開当時、池袋まで足を運び今の妻と一緒に観た思い出の作品だった。しかも個人的にもかなり好きな映画。まさかこんな形で再会できるとは思っていなかったので、それだけで十分満足だった。

上映前には二宮さんのトークもあった。その中で印象に残ったのが「世間的な評価があまり高くない作品でも映画館で観るようにしている」という話だ。

その気持ちはよく分かる。

自分も映画館という場所そのものが好きだから評判だけで切り捨てずに観に行くことが結構ある。期待していなかった作品が意外と刺さることもあるし「映画館で観た」という体験込みで好きになる作品も少なくない。

 

だから今上映されている『ケロロ軍曹』も本来なら迷わず観に行く側の作品。

ケロロ軍曹という作品は小学生の頃からずっと見てきた。ギャグも好きだしキャラクターにも愛着がある。思い出補正込みで今でも好きなIPの一つ。

なのに今回はどうしても足が向かない。

理由は監督。

福田組の俳優をそのまま出演させるような作り方をしていると知って一気に気持ちが冷めてしまった。もちろんそれ自体を楽しめる人がいることは否定しない。でも自分はあの独特の空気感が苦手だ。

ケロロ軍曹という作品の世界にその色を持ち込んでしまうことに違和感がある。

もっと言えば作品そのものより監督の色が前に出てしまっているように感じる。

それは自分にとってはあまり歓迎できるものではなかった。

 

映画は一本一本が独立した作品だ。

観もしないで評価するのは違うという考えも分かる。だから少し迷っている。

でも今の気持ちのままお金を払うのも違う気がする。好きな作品だからこそ納得できない部分には素直でいたい。

たぶん今回は観に行かない。

思い出の作品を大事にしたい気持ちと新しい作品への違和感。その二つを天秤にかけた結果今のところ答えはそちらに傾いている。