今日は完全に自分の不注意だった。
熱いトングを素手で触ってしまい右手の親指をやけどした。
触れた瞬間に「あ、やった」と分かるくらいの熱さだった。慌てて流水で冷やしたものの表面だけではなく奥の方までジンジンと痛む。嫌な予感しかしない。たぶん明日になれば今よりもっと厄介な状態になっている気がする。
やけどというのは不思議なものでたった親指一本の負傷なのに生活への影響が思った以上に大きい。キーボードを打つ。スマートフォンを持つ。ペットボトルの蓋を開ける。
何をするにも親指を使っていることに初めて気づく。
普段は意識すらしない存在なのに痛みがあるだけで急にその重要性を主張してくる。
それ以上につらいのは痛みが思考を奪っていくことだ。
何か考えようとしても一定間隔で親指が「まだ痛いぞ」と存在を主張してくる。そのたびに集中が途切れる。
だから今日は日記を書く気にもなれない。
正直もう寝たい。
でもこのジンジンとした痛みを考えると素直に眠れる気もしない。
結局、人間というのは痛みひとつで簡単に思考も気分も支配されてしまう生き物なんだと思う。できることは冷やしてあとは余計なことをしないくらい。
あとは自分の回復力を信じるしかない。
今までだって切り傷も筋肉痛も風邪も時間をかけて治してきた。
今回もきっと同じだ。今日は身体に任せよう。
親指よあとは頼んだ。明日の朝には少しでも静かになっていてくれることを願っている。