朝起きて最初に確認したのは昨日やけどした右手の親指だった。
恐る恐る見てみると思っていたほどひどくはない。小さな水ぶくれが皮膚の奥にできているような感じで痛みもかなり落ち着いていた。
親指、意外と強い。
昨日はあれだけ痛くて明日は大変なことになるなと覚悟していたのに人間の回復力というのは案外頼もしいものだ。おかげで今日は予定通り筋トレもできた。
もっと親指が邪魔をすると思っていたが実際にやってみると意外と気にならない。いやもしかすると自分の握り方があまり親指を使っていないだけなのかもしれない。これが正しいフォームなのかそれとも改善の余地があるのかは少し気になるところ。
明日は木曜日。胸の日。
とはいえ高重量を追いかける日ではない。フォームを確認しながら丁寧に動かす程度のつもりだ。それでも筋トレをする以上、終わった後には胸にちゃんと効いたなと分かるくらいの筋肉痛は欲しい。フォーム重視。でも筋肉痛も欲しい。
なかなか都合のいい話である。
人間なんてだいたいそんなもの。
そして今日から7月。
2026年ももう下半期に入ってしまった。
ついこの前あけましておめでとうと言っていた気がするのに気づけば半年が終わっている。上半期を振り返るようなこともまだ何一つしていないのにカレンダーだけは容赦なく次のページへ進んでいく。時間が過ぎるのは本当に早い。
だからこそ焦る必要はないのだ。
今日やるべきことを一つずつ積み重ねていたら気づけばまた年末になっている。
そんなことを思いながら2026年の後半戦が静かに始まった。