昨日は夜に散歩をしていた。
出発前にはちゃんと天気予報も確認した。雨雲はなし降水確率も問題なしつまり安心して歩けるはずだった。ところが現実は違った。
散歩の後半、突然の土砂降り。
ゲリラ豪雨というやつなのかただの通り雨なのかは分からないがとにかく予報にはなかった雨だった。
しかも昨日は絶妙な気候だった。暑くない。湿度もそこまで高くない。歩いていても汗をかかない。
せっかく快適な散歩だったのに最後に全身びしょ濡れになって終了である。
どうせ濡れるなら真夏のほうがまだ納得できる。
昨日みたいなあと少しで帰宅だったのにというタイミングで降られると理不尽さだけが残る。
しかし本当に腹が立ったのは雨だけではない。小さな虫。
この時期になると必ず現れる。街灯の周りに集まり、顔の前を飛び回り、目や口や鼻への侵入を試みてくる。
おそらくユスリカだ。刺さない。害虫としては比較的無害。理屈ではそうらしい。
だが気持ち悪いものは気持ち悪い。
目の前を大量に飛び回られるだけで不快指数が急上昇する。
さらに厄介なのが蜘蛛の糸。見えない。本当に見えない。
気づいた時には顔面に絡みついている。手で払っても取れた気がしない。
結果としてどこかが痒くなった気がする。
たぶん気のせいだ。実際には何も起きていないのだと思う。
しかし一度痒いかもと思ったら終わりである。脳が勝手に痒みを生成し始める。
そしてユスリカ。あれは結局、交尾相手を探して集まっているらしい。
理屈は理解できる。生き物としては極めて正しい行動だ。
だが人間の散歩コースのど真ん中でやる必要はあるのだろうか。
こちらは健康管理の為に黙々と歩いている。
向こうは恋愛イベント開催中。価値観が違いすぎる。
せめてもう少し目立たない場所でやってほしい。
見せつけるな。
そんなわけで昨日の散歩は快適な気候に始まり土砂降りで終わりユスリカへの愚痴で締めくくられた。
まあそれでも歩数は稼げた。
雨も乾く。痒みもそのうち忘れる。
だがユスリカお前だけは許していない。