2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
猫に噛まれた。だいぶ前のことだと思っていたけど、実際は1か月ほど前の話だった。その傷がまだ治らないのは明らかに年齢のせいだろう。若いころなら数日で治っていたはずが今では治る気配がのんびりとしか訪れない。身体が確実に古くなっているのを感じる。…
「先進国」や「発展途上国」という言葉。国をラベルで分けるこの表現にはどこか違和感を覚える。「先進」には優越感が漂い「発展途上」にはどこか劣っているような響きがある。それぞれの国が持つ特性や課題を尊重する姿勢とはほど遠いように思える。 日本は…
既存のメディアを疑う。これ自体は賢い選択だと思う。報道や情報の偏りに気づくことは情報社会で生きる上で必要なリテラシーだ。でも最近感じるのは疑いが行き過ぎて逆張りが習慣化している人の多さだ。何か新しい情報を目にするとまずは「これ、本当?」と…
部屋に入ると寒すぎて座席に腰を下ろし両手をふとももの下に挟む。温かいな……と思った瞬間、ふともものぶよぶよ感に気づいてしまった。太った。いや、これは蓄えているだけ――そう自分に言い訳をする。「冬は動きたくないし、エネルギーを貯めるのが効率的だ…
今年映画館に足を運んだ回数は52回でした。 1月3日 ゴジラ-1.0 1月25日 ゴールデンカムイ 2月14日 身代わり忠臣蔵 2月23日 (吹)マダム・ウェブ 2月23日 犯罪都市 NO WAY OUT(字幕) 3月1日 (AT・字)ARGYLLE/アーガイル 3月4日 映画ドラえもん のび太…
気づけば健康が気になる年齢になってきた。鏡を見るたびに肌の荒れやシワが目につく。若いころには「そのうち治る」と信じていたものが最近では「これ、もう治るわけがないよな」と確信に変わる。そしてその現実に気づきつつも次第に慣れていくのが怖い。 「…
小学生のころ学校から見えるひときわ高い塔みたいな建物が気になって仕方なかった。遠くにそびえるその姿に「あそこに行ってみたい」と友達と話していたのを覚えている。ある放課後ついに計画を実行することになり、数人で自転車を走らせた。 道中、特に何か…
「103万円の壁」という言葉が再び話題になっている。SNS上では「178万円になれば手取りが大幅に増える!」と期待する声が上がる一方で「税率や社会保険料の影響を忘れている」と警鐘を鳴らす声もある。しかしそうした正確な情報を共有しようとする人たちが逆…
クリスマスソングとお正月の曲が入り混じるこの頃。ホームセンターではツリーの隣に鏡餅が並び「もう年末か」と思わされる。今年も小さな鏡餅をカゴに入れこれで年末準備は完了……のはず。しかし年末感が年々薄れていく中でなぜか形式的な準備だけは毎年欠か…
saint023movie.jp ">『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜』の感想を書く。 ">でも、ちょっとこの話とは関係ないところから始めてみる。 野球における打順ってすごく重要な要素。良い打者を詰めた組み方がセオリー。良くないのは打てる打者…
レジ袋が有料化されてから、もう随分経つ。最初はちょっと抵抗があったけど、気づけば「レジ袋いりますか?」と聞かれるのが当たり前になっている。マイバッグなんて持ってない私は毎回レジ袋を購入している派だ。 袋の大きさによって値段が違うらしいけどそ…
新聞を読んでいると紙面ごとの特色が見えてくる。同じ出来事でもどの部分を強調するか、何を省略するかが紙面によって違う。それ自体は興味深いが最近ふと思う。「価格に見合った情報を本当に提供しているのだろうか?」と。 新聞代は安くない。月々数千円、…
子供の頃「息をし続ければ死なない」と本気で信じていた。どんなに苦しくても呼吸さえ続ければ大丈夫だと思っていた。それが生きるということの全てのような気がしていた。でも大人になって病気を経験したり、死に近い瞬間を感じたりするとその単純な信念は…
ネタバレ注意
冬になると愛車の調子が悪くなる。特に朝、見覚えのない表示ランプが点灯しては消える。そのたびにハラハラするがディーラーに持って行っても「問題ありません」と言われるだけ。そんな欧州車に乗っていると次は日本車にしようかと思う。 ガソリン価格の高騰…
ミスチルの「my life」の詞に「62円の値打ちしかないの僕のラブレター」ってのがある。これが発表されたのは1993年。当時は62円で便箋が送れた時代だ。だけど、それから31年経った今、62円じゃハガキすら届かない。そんな現実を思いながらこの曲を聴くとなん…
日本のプロ野球(NPB)は、国内スポーツでトップクラスの人気を誇る。その中でもセントラルリーグ(セリーグ)とパシフィックリーグ(パリーグ)の二つのリーグが存在するが、ここ数年のセリーグには強い閉塞感を感じる。 2000年代以前、セリーグはパリーグ…
オーストラリアで子供のSNSを禁止する法案が可決されたというニュースを見た。なるほど確かにSNSには危険が多い。特に知らない人と簡単に繋がれてしまうところが怖い。それがSNSの魅力であり最大のリスクでもある。 ふと自分が初めてSNSを使ったときのことを…
最近、0800から始まる電話や海外からの着信が増えている。大手電力を名乗る人工音声が流れてきたり、見知らぬ国番号からの着信があったりするけど正直言って出る気はゼロだ。「どこで自分の電話番号が流出したんだ?」と思うと、ちょっと怖い。 それにしても…
今年のNPBストーブリーグは特に議論が多い。その中でも上沢投手のMLB挑戦からわずか1年でNPB復帰そしてソフトバンクへの移籍*1という流れは多くの波紋を呼んだ。制度上は問題ない。しかしこの一連の流れにはポスティング制度の本質的な問題が浮かび上がって…
ネタバレ注意
読売新聞が月額400円の値上げを発表した。物価高の中仕方のない判断だろう。しかしここで一つお願いがある。「電子版だけを選べるようにしてほしい」と。 紙の新聞を読むのが億劫な理由はいくつかあるが、何より問題なのが広告だ。挟み込まれたチラシの束は…
ニコニコ動画がハッキング被害を受けたニュースから数ヶ月。最近になって、ハッカー集団から「身代金支払いありがとう*1」とのお知らせが届いたと報じられた。これが事実なら運営側が身代金を支払ったことになるのだろう。何とも言えない気持ちになる。 個人…
プロ野球のストーブリーグが盛り上がり、FA移籍も一段落しつつある。そんな中で毎年話題になるのが「人的補償」だ。この制度については、個人的にいらないと思っている。選手の流動性を高めるためにはもっとシンプルな仕組みの方がいい。しかし現行制度があ…
第一次安倍政権の頃やたらとカタカナ語が氾濫していた。「アジェンダ」「コンセンサス」「レガシー」……なんだかんだ耳にする言葉だったけれど正直さっぱり意味が分からなかった。「議題のことか」「合意のことね」と調べてようやく理解する。だけど、そこで…
最近硬いグミが人気らしい。「タフグミ」や「忍者めし」といった商品が売れているのは噛みごたえのある食感が求められているからだろうか。それとも「ちょっとハードなものを楽しむ」というテーマが響いているのだろうか。いずれにしても需要があるのは間違…
怖いものや苦手なものは誰にでもある。スウェーデンの大臣がバナナを恐れているという記事を読んだとき「そんなことが?」と驚いた。でも恐怖症は理屈ではない。本人にとっては深刻で避けたい対象なのだろう。 私にもそんな経験がある。子供のころピエロが怖…
冬になるとチョコレート売り場には「冬季限定」の文字が踊る。濃厚な味わいや贅沢なパッケージが目を引き「この季節だけ」という言葉に心を揺さぶられる。「冬限定の特別な味」その響きだけで何だか得をした気分になるから不思議だ。 でも、冬だけの特別感に…
12月8日。この日は日本が戦争をはじめた日として歴史に刻まれている。真珠湾攻撃をもって日中戦争からアジア太平洋戦争へと拡大し多くの命が失われ甚大な被害をもたらした。この日が「戦争をはじめた最後の日」になればと心から願う。 しかし現実は厳しい。…
映画を観るとき、上映時間が始まってすぐ本編が始まるわけではない。その間に予告映像が流れる。ここ1年で映画館に通う機会が増えた私はこの時間を無駄にせず楽しんでいた。ところがふ、と気づいてしまった。「予告映像って観る映画によって内容が違うな」と…