最近頭の中は「膝の痛み」「ダイエット」「筋トレ」の三つ巴でごちゃごちゃしている。これまでも何度かダイエットに挑戦してきて、その相棒は決まってジョギングだった。実際、体重も順調に落ちて膝を痛めることもなかった。昔は膝なんて消耗品じゃないと思っていたのかもしれない。
だけど今回は違う。膝が明確に、そして容赦なく悲鳴をあげている。
無理は禁物とわかってはいる。痛みを感じたら運動を休み、膝に負担の少ないメニューに切り替えたりもしている。筋トレも脚の日はレッグプレスやレッグエクステンションを中心にしてきた。ただ最近腰にも不安を感じていて、そっちにばかり気を取られていたせいで膝の不安を忘れてしまっていた。
そして、軽い気持ちで「腰への負担も少なくてハムストリングスも鍛えられるし」と、レッグプレスからレッグカールに切り替えたのが間違いの始まりだった。
レッグカールは膝を軸にテコの原理で脚を曲げる運動だから、膝への負担は思った以上に大きい。結果、左膝は「なんとなく不安」だった状態から「ガチで痛いやつ」とはっきり痛みを訴えるようになった。まさに悪夢のバージョンアップだ。
皮肉な話だ。
本来目指しているのは痩せることじゃなくて最大酸素摂取量を上げること。そのためには体重が軽い方が有利でだからダイエットも必要なのにその「パフォーマンスアップ」のための運動で関節を痛めているとは。本末転倒もいいところだ。
どうしたものか。パフォーマンスを上げるための運動で関節が悲鳴をあげる、この負のループは本当にやっかいだ。
つい先日健康診断に行ったけど、身長が1.8cm伸びたなんて小さな喜びも、この膝の痛みの前では霞んでしまう。
採血の時には「針が折れて心臓に刺さるかも」なんてバカな不安を抱いていたけど、今は膝の関節の不安の方がはるかに大きい。検便や検尿の「見えない中身の問題」が怖いと思っていたけど、見える部分の関節だって一度壊れると本当に厄介。
今は膝の痛みがこれ以上悪化しないことを祈りつつ安静にしつつも何か別の効果的な方法を模索している。焦っても仕方ないとわかっているけど、目標があるだけにやっぱりもどかしい。まったく、うまくいかないもんだな。