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ファイトクラブ【25/4/7】

すごい時代になった。そう思わざるを得ない。
ふと思い出したのは、映画『ファイトクラブ』の中で語られるセリフだ。
「大恐慌を経験していない若者たち」あの言葉。

 

その若者たちは今やもう老人になっていてまさか自分たちの世代が次の恐慌の当事者になるとは思っていなかっただろうし、ましてや自分たちの子や孫の世代がそれを真正面から食らうとは予想していなかったかもしれない。

 

そして今、明らかに世界は「何かが壊れた後」の空気を漂わせている。まだ渦中で、その本質や規模はつかみきれないけれど「これが本物の恐慌かもしれない」と感じてしまう。

 

きっかけは些細なものだったかもしれない。まさかアメリカ大統領の思考がおかしくなることがトリガーになるとは。


でも考えてみれば、約100年前の大恐慌もスムート・ホーリー関税法が発端だったりした。関税という「政治的な無策」から市場が崩壊した。それに比べれば、今の混乱も「いかにも」すぎる展開ではある。

 

歴史は繰り返すという言葉をこんなにリアルに感じたことはない。
となると次に来るのは世界大戦か。そんな想像すら、冗談では済まされない空気がある。

 

もちろん、誰も望んでいない。誰も始めたくない。
でも、経済格差という膨張しきった風船を、いったい何が割るのか?と考えたとき、歴史はいつだってその答えを「戦争」として差し出してきた。


人が選んだのではなく、仕組みの流れがそこに向かってしまったという形で。

 

悲しいけれど現実はそこまで単純じゃない。でもあまりに似ている。
だからこそ、歴史教育の意味をあらためて知った。何が起こったのか、なぜそうなったのかどうすれば回避できたのか。

 

今を生きている自分たちはその続きを書いていく役目を持ってしまっている。
そしてそれが、とても重い。


この時代を「なんとなく」で通り過ぎたら、次の世代に同じことが起きる。
それだけは、避けたい。