大晦日の夜。世間が紅白だの格闘技だので浮かれている中黙々とパソコンに向かいスプレッドシートと格闘。今年観た映画いや、これまでの人生で観た数多の映画の中から本当に心に残っている「魂の一本」を選別する作業。悩み抜き断腸の思いで絞り込んで、最終的に残ったのは24作品。この24本こそが自分を構成している成分表。
次のステップはこのリストを具現化すること。先日思いついたアイデア通りこの厳選された24作品のフライヤーを入手し例のB5クリアファイルに丁寧に収めていく。デジタルの文字情報をアナログなモノとして手元に残す。そうやって完成したファイルを想像してふと気づいた。ある意味で究極の自己紹介じゃないか?と。好きな映画を挙げるという行為は単なる趣味の披露じゃない。自分の価値観笑いのツボ泣き所許せない悪そして人生哲学。そういった内面を全てさらけ出すのと同義。私はこういう物語に救われこういう人間に憧れこういう結末を愛していますという告白。選ばれたラインナップを改めて眺めると確かに自分の性格が色濃く反映されている気がする。ちょっと偏屈ででも王道も嫌いじゃなくて社会の影に惹かれつつ最後は希望を見たい。そんな面倒くさい自画像が24枚のポスタービジュアルを通して浮かび上がってくる。
来年この「私選・映画ベスト24」を一本の日記として公開してみようかななんてことも考えている。自分の脳内を解剖して見せるようで少しいやかなり恥ずかしいけれど記録として残しておく価値はあるはず。その時はフライヤーの画像と共に、なぜその映画が自分にとって特別なのかを語ってみよう。
それにしても2025年ももう終わりか。早いなんて言葉じゃ足りないくらいあっという間だった。当たり外れの激しい映画たち理不尽な道路事情パンダへの冷めた視線そして数々の怒りと少しの感動。いろいろあったけれどこうして自分を形成する映画たちのことを考えながら年を越せるならまあ悪くない一年だったのかもしれない。除夜の鐘が終わる前にスプレッドシートを保存して新しい年を迎える準備をしよう。
さよなら、2025年。
来年もまたこのB5ファイルに追加したくなるような25本目の傑作に出会えますように。